擁壁工事とは、高低差のある土地や斜面の土地に建物を建てる際に必要な工事です。
擁壁工事を行うことで、土地の安定性を高めることができます。
しかし、擁壁にはどんな種類があるのか、どんな土地には擁壁工事を義務付けられているのか、ご存じない方も多いでしょう。
そこで今回は、擁壁工事の基礎知識や注意点について解説します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
札幌市周辺の売買土地一覧へ進む
擁壁工事とはなにか
擁壁工事は、斜面や高低差のある土地での土砂崩れや地盤沈下を防ぐための工事です。
コンクリートなどで斜面を覆うように施工します。
自然にできたがけだけではなく、盛土などによってできた、土地同士の高低差にも必要です。
高低差が2m以上の場合には、自治体が定めるがけ条例によって、擁壁の設置が義務付けられていることがほとんどです。
がけ条例の詳細は自治体によって違いますので、高低差がある土地に住宅を建てようと考える場合、必ず確認しましょう。
高さ2m以上の擁壁工事を行う際には、市町村の担当部署に相談して、許可や手続きを確認しましょう。
▼この記事も読まれています
市街化調整区域とは？エリア内に土地を購入する際の注意点をご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
札幌市周辺の売買土地一覧へ進む
擁壁工事の種類とは
擁壁の主な種類は鉄筋コンクリート、コンクリートブロック、石積みの3種類です。
このうち最も一般的なのは鉄筋コンクリートです。
構造計算がしやすく、土地に対して擁壁を垂直に設置することができるので、敷地面積に無駄が出にくいため、よく使われています。
コンクリート製なので寿命も長いことが特徴です。
コンクリートの寿命は50年以上あるといわれていますので、特にメンテナンスも必要ありません。
コンクリートブロックの擁壁は、5m以上などの高さがある場所にも施工でき、比較的安価で耐久性も高いことが特徴です。
▼この記事も読まれています
購入した不動産には都市計画税が課せられる？計算方法と軽減措置も解説！
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
札幌市周辺の売買土地一覧へ進む
擁壁工事にかかる費用相場
擁壁工事の費用は、土地の状況や壁の種類、工事の規模などによって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり5～10万円程度が目安となります。
擁壁工事を行う際には、補助金を利用できる場合があります。
補助金は、自治体が出しているもので、条件や金額は市町村ごとに異なるので、その土地がある自治体に問い合わせてみましょう。
擁壁工事を行う際には、注意点もあります。
擁壁を設置する箇所は、隣地との境界近くになることも多いです。
擁壁が崩壊した場合はどちらの責任になるのか、擁壁自体の所有権はどちらが持つのか、など隣地の所有者とよく話し合っておきましょう。
また、擁壁工事に伴う騒音や振動は広範囲に影響を与えることにも注意が必要です。
チラシを配布するなどして地域の住民にお知らせしておきましょう。
▼この記事も読まれています
一戸建てとマンションの維持費の違いは？維持費の種類もご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
札幌市周辺の売買土地一覧へ進む
まとめ
擁壁工事とは、高低差のある土地や斜面の土地において、土砂崩れや地盤沈下を防ぐために行う工事です。
擁壁工事には、コンクリートやブロックなどの素材を使って壁を作る方法や、植物や石などを組み合わせて自然な風景を作る方法などがあります。
擁壁工事の費用や期間は、土地の状況や工法によって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり5～10万円程度かかると考えられます。
擁壁工事を行う際には、隣地との境界や、近隣住民への騒音や振動の影響にも配慮しましょう。
札幌市周辺エリアの不動産情報は株式会社トータルハウジングがサポートいたします。
頼れる不動産のプロとして、お客様に合ったご提案をさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
札幌市周辺の売買土地一覧へ進む
